「体操、NHK杯兼北京五輪日本代表決定競技会最終日」(6日、岡山県体育館)
男子のエース、冨田洋之(27)=セントラルスポーツ=が2次選考とのトータル274・400点で2年ぶり4度目の優勝。個人総合で2位の内村航平(19)=日体大、3位の坂本功貴(21)=順大、種目別ポイントで上位に入った鹿島丈博(27)=セントラルスポーツ、沖口誠(22)=コナミ、中瀬卓也(25)=徳洲会=の6人が北京五輪代表に選出された。
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フィニッシュはやはりあの技だった。最終種目は鉄棒。離れ技2つを完ぺきに決めると、アテネで日本を金メダルに導いた伸身の新月面が鮮やかな弧を描いた。着地は少し乱れたが、冨田の表情は少しも崩れない。2次とのトータル274・400点は、2位に入った新星・内村に2・700点差をつける圧勝。頼もしくなったエースが2度目の五輪出場を決めた。
目指す次元が一人だけ違った。失敗の許されない今大会、床と跳馬を新しい構成で臨んだ。「五輪を想定して使いたい技を入れた。本番まで大会もないし、やっておきたかった」。05年に個人で世界選手権を制した男にとって、最終選考会さえ本番までの調整試合でしかなかった。
8月に満を持して北京に乗り込む。中国には因縁がある。01年のユニバーシアード北京大会。平行棒で優勝し、表彰台の一番上に立った冨田を待っていたのは大ブーイングだった。「あんなの初めて。今まで点が思ったより出なくてブーイングっていうのはあったけど…」と、“体操大国”の洗礼を受けた。今回も連覇への最大の障壁となるのは間違いない。「結局4年前しか勝ってないんで。チャンピオンの実感はない」と、挑戦者の姿勢を崩さない。
米田、塚原が落選し、鹿島とともに代表最年長として臨む北京。「個々の能力は高いし、バランスのいいチーム。引っ張っていきたい」と自覚は十分だ。狙うは団体2連覇、そして4年前に取り損なった個人総合のタイトル。「あのブーイングを黙らせたい気持ちはある」と、クールに笑った冨田。一回り大きくなった日本のエースが、再び栄光への道を切り開く。
デイリースポーツ
本当に汚い国だなぁ
Posted at 12:01 pm by tensyoku